顧客事例 Archives • Piano https://www.piano.io/ja Analytics + Activation Wed, 11 Dec 2024 06:07:38 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.0 欧州金融機関ラボバンクによる Piano Analytics 移行事例のご紹介 https://www.piano.io/ja/resources/navigating-rabobank-technical-migration-to-piano-analytics-ja/ Tue, 17 Sep 2024 04:38:28 +0000 https://piano.io/ja/?p=15194 オランダの大手金融機関であるラボバンクが、Google Universal Analytics (別名Google Analytics 3/GA3、以下UA)から、Piano Analyticsに移行を決めたきっかけが、ヨーロッパ全土で施行されたデータプライバシー規制でした。この技術的かつ戦略的な移行は単なる「ツールの変更」とは違い、コンプライアンス準拠や、データに基づいた意思決定を促すために、同組織の分析フレームワークを包括的に見直す必要がありました。 移行は「準備段階」と「実装段階」に分けられ計画・実施されました。本動画では、ラボバンクのカスタマーエンゲージメント部門プロダクトマネージャーである Steven Leever氏が移行プロジェクトのそれぞれの段階について振り返ります。 準備段階 コンプライアンスに準拠した意思決定:オーストリア、フランス、イタリアなどの当局が、UAをEUのデータプライバシー規制に準拠していないとみなし、データプライバシー違反の懸念が生じたことでこの移行は開始されました。この規制に準拠する適切なアナリティクス・ソリューションを見つけるべく、徹底的な市場評価が実施された結果、Piano Analyticsが選ばれました。 戦略的計画とステークホルダーのエンゲージメント:既存の設定からPiano Analyticsへの移行に関する、デジタル分析の詳細なランドスケープが作成された際には、内部の様々な部署に属するステークホルダーと密に連携し、この移行に向けた同意と準備を行うことが必要不可欠でした。様々な部署を横断した共同作業によって、移行の目的を達成することができました。 技術的準備:2019年、技術的な準備として、ラボバンクのさまざまなウェブサイトのデータレイヤーを標準化し、ベンダーに依存する必要性をなくす措置が行われました。先立って行われたこの措置が功を成し、データインフラに大幅な変更を加える必要がなかったため、移行がスムーズに進みました。データレイク、ダッシュボード、レポーティングを管理する複数の部署間での連携は、新システムの準備のために欠かすことのできないものでした。   実装段階 基礎となる計測フレームワーク:包括的な計測フレームワークを行うことにより、スムーズな実装が実現しました。具体的には、データレイヤーの設定や、新しいシステムでどのように計測がなされるのかという点について、内部チームに詳細な周知をしました。このフレームワークは、ラボバンクが今まで蓄積してきたデジタル資産の測定基準を標準化することに大変役立ちました。 教育とトレーニング: 特にマーケティングチームとエンジニアチームの従業員に対して、Piano Analyticsに関するトレーニングを重点的に行いました。トレーニングでは、UAとPiano Analyticsの違いや、既存のダッシュボードの移行方法、新しいカスタム指標やレポートの設定方法などを学びました。 継続的な改善のためのフィードバックループ:計測に関するフレームワークは、デジタル分析の改善を目的としたフィードバックのサイクル構築と並行して開発されたため、製品チームは特定の測定ニーズやインサイトに含めるべき項目について効果的に議論することができました。こうしたアプローチの実施により、アナリティクスのセットアップが効果的かつ法令に則ったものとなっただけでなく、分析を基にした施策考察ができるようなインサイトが提供できるものとなりました。   ラボバンクのPiano Analyticsへの移行プロジェクトは戦略的計画と実行という観点から、規制要求と社内のニーズにバランスよく適応した成功事例です。綿密な計画、ステークホルダーの協力体制、トレーニングへの取り組みを通じて、データプライバシー規制に準拠した効果的なデジタル分析の新たな基準を打ち立てたと言えるでしょう。

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オランダの大手金融機関であるラボバンクが、Google Universal Analytics (別名Google Analytics 3/GA3、以下UA)から、Piano Analyticsに移行を決めたきっかけが、ヨーロッパ全土で施行されたデータプライバシー規制でした。この技術的かつ戦略的な移行は単なる「ツールの変更」とは違い、コンプライアンス準拠や、データに基づいた意思決定を促すために、同組織の分析フレームワークを包括的に見直す必要がありました。 移行は「準備段階」と「実装段階」に分けられ計画・実施されました。本動画では、ラボバンクのカスタマーエンゲージメント部門プロダクトマネージャーである Steven Leever氏が移行プロジェクトのそれぞれの段階について振り返ります。

準備段階

  • コンプライアンスに準拠した意思決定:オーストリア、フランス、イタリアなどの当局が、UAをEUのデータプライバシー規制に準拠していないとみなし、データプライバシー違反の懸念が生じたことでこの移行は開始されました。この規制に準拠する適切なアナリティクス・ソリューションを見つけるべく、徹底的な市場評価が実施された結果、Piano Analyticsが選ばれました。
  • 戦略的計画とステークホルダーのエンゲージメント:既存の設定からPiano Analyticsへの移行に関する、デジタル分析の詳細なランドスケープが作成された際には、内部の様々な部署に属するステークホルダーと密に連携し、この移行に向けた同意と準備を行うことが必要不可欠でした。様々な部署を横断した共同作業によって、移行の目的を達成することができました。
  • 技術的準備:2019年、技術的な準備として、ラボバンクのさまざまなウェブサイトのデータレイヤーを標準化し、ベンダーに依存する必要性をなくす措置が行われました。先立って行われたこの措置が功を成し、データインフラに大幅な変更を加える必要がなかったため、移行がスムーズに進みました。データレイク、ダッシュボード、レポーティングを管理する複数の部署間での連携は、新システムの準備のために欠かすことのできないものでした。

 

実装段階

  • 基礎となる計測フレームワーク:包括的な計測フレームワークを行うことにより、スムーズな実装が実現しました。具体的には、データレイヤーの設定や、新しいシステムでどのように計測がなされるのかという点について、内部チームに詳細な周知をしました。このフレームワークは、ラボバンクが今まで蓄積してきたデジタル資産の測定基準を標準化することに大変役立ちました。
  • 教育とトレーニング: 特にマーケティングチームとエンジニアチームの従業員に対して、Piano Analyticsに関するトレーニングを重点的に行いました。トレーニングでは、UAとPiano Analyticsの違いや、既存のダッシュボードの移行方法、新しいカスタム指標やレポートの設定方法などを学びました。
  • 継続的な改善のためのフィードバックループ:計測に関するフレームワークは、デジタル分析の改善を目的としたフィードバックのサイクル構築と並行して開発されたため、製品チームは特定の測定ニーズやインサイトに含めるべき項目について効果的に議論することができました。こうしたアプローチの実施により、アナリティクスのセットアップが効果的かつ法令に則ったものとなっただけでなく、分析を基にした施策考察ができるようなインサイトが提供できるものとなりました。

 

ラボバンクのPiano Analyticsへの移行プロジェクトは戦略的計画と実行という観点から、規制要求と社内のニーズにバランスよく適応した成功事例です。綿密な計画、ステークホルダーの協力体制、トレーニングへの取り組みを通じて、データプライバシー規制に準拠した効果的なデジタル分析の新たな基準を打ち立てたと言えるでしょう。

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アイルランドの主要放送局RTÉはどのようにして動画配信サービスでエンゲージメントを49%増加させたのか https://www.piano.io/ja/resources/how-rte-repositioned-its-on-demand-video-service-and-increased-engagement-ja/ Thu, 15 Feb 2024 05:30:55 +0000 https://piano.io/ja/?p=15002 昨今、動画配信サービスの人気が衰えないのは言うまでもありませんが、特に若い人々の間で止まることなく上昇を続けています。アイルランドの半国営放送局である RTÉ社もこの流れに乗り、自社の動画配信サービス「RTÉ Player 」の新規視聴者へのリーチと、ユーザーエンゲージメント拡大の必要がありました。 RTÉは Piano Analyticsを利用し、RTÉ Player上の動画コンテンツをより深く理解することに成功しました。視聴者のコンテンツ消費傾向についてこれまで以上に多くの知見を得たことで、RTÉは動画配信サービスにおける大規模な戦略変更を実施しました。   分析で得た主な知見 動画配信サービスの利用時間が49% 増加 現在視聴可能な動画のうち、29%は全話一斉配信かオリジナルコンテンツである RTÉ 社のPiano Analytics活用事例の詳細は以下よりご覧いただけます。 今すぐ読む

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昨今、動画配信サービスの人気が衰えないのは言うまでもありませんが、特に若い人々の間で止まることなく上昇を続けています。アイルランドの半国営放送局である RTÉ社もこの流れに乗り、自社の動画配信サービス「RTÉ Player 」の新規視聴者へのリーチと、ユーザーエンゲージメント拡大の必要がありました。

RTÉは Piano Analyticsを利用し、RTÉ Player上の動画コンテンツをより深く理解することに成功しました。視聴者のコンテンツ消費傾向についてこれまで以上に多くの知見を得たことで、RTÉは動画配信サービスにおける大規模な戦略変更を実施しました。

 

分析で得た主な知見

  • 動画配信サービスの利用時間が49% 増加
  • 現在視聴可能な動画のうち、29%は全話一斉配信かオリジナルコンテンツである

RTÉ 社のPiano Analytics活用事例の詳細は以下よりご覧いただけます。

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BBC、piano analyticsの活用でユーザーエンゲージメントが2倍に https://www.piano.io/ja/resources/how-bbc-doubled-reader-engagement-piano-analytics-ja/ Wed, 20 Sep 2023 07:24:58 +0000 https://piano.io/ja/?p=14629 昨年パリにて開催されたPiano Academyにおいて、BBC(英国放送協会)のシニアプリンシパルデータアナリストであるIain Hoare氏より、スポーツ編集部と製品部でのPianoを活用したコンテンツ施策の最適化方法についての講演がありました。Hoare氏は、コンテンツの最適化施策により、ユニークユーザーのトラフィックは28%増加し、サイト上でのユーザーエンゲージメントは2倍以上増加したと発表しています。 講演概要 BBCは2021年半ばにコンテンツの表示形式を短編コンテンツに変更したため、エンゲージメントを計測するための新しい指標が必要でした。従来は別ページに記事全文が開かれる形式でしたが、新形式ではクリックやページ移動がなくなり、クリック数の計測ができなくなった為です。そこでユーザーの注意を15秒以上引くコンテンツの計測を開始しました。 この計測により、コンテンツや製品に関する深いインサイトの獲得が可能となりました。編集部はコンテンツの種類、長さ、トピックの観点からユーザーに人気のあるコンテンツを特定でき、製品部はユーザーがどのようにサイト内を回遊しているかの他、コンテンツのレイアウトや読了率、ページネーションなどのパフォーマンスを知ることができるようになりました。 そしてPianoの高度なセグメント機能により、より質の高いパーソナライゼーションを実現しました。「特定のコンテンツを15秒以上閲覧した確率」と、「閲覧時間」によるセグメント分けをすることで、サイトのエンゲージメント向上のためにそれぞれの指標を分析できるようになりました。この二つの指標は相反する場合が多々ありますが、この不一致こそが改善の機会を見極める判断材料となります。 Pianoのダッシュボードは施策の成果をリアルタイムで知ることができます。データの特定と共有が迅速にできるようにデザインされているため、アナリストやジャーナリストがインサイトを得たり、組織全体への迅速に共有ができるので、コンテンツの継続的な最適化や、リアルタイムでの更新に役立っています。 BBCの新たなコンテンツ表示形式は、スポーツページのユーザー数と滞在時間を2倍に増やしました。2022年9月のサッカーシーズン開幕時以来、前シーズンに比べて週平均ユニークユーザーが28%増加し、1回の訪問あたりの平均滞在時間は106%増加しています。

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昨年パリにて開催されたPiano Academyにおいて、BBC(英国放送協会)のシニアプリンシパルデータアナリストであるIain Hoare氏より、スポーツ編集部と製品部でのPianoを活用したコンテンツ施策の最適化方法についての講演がありました。Hoare氏は、コンテンツ最適化施策により、ユニークユーザーのトラフィックは28%増加し、サイト上でのユーザーエンゲージメントは2倍以上増加したと発表しています。

講演概要

BBCは2021年半ばにコンテンツの表示形式を短編コンテンツに変更したため、エンゲージメントを計測するための新しい指標が必要でした。従来は別ページに記事全文が開かれる形式でしたが、新形式ではクリックやページ移動がなくなり、クリック数の計測ができなくなった為です。そこでユーザーの注意を15秒以上引くコンテンツの計測を開始しました。

この計測により、コンテンツや製品に関する深いインサイトの獲得が可能となりました。編集部はコンテンツの種類、長さ、トピックの観点からユーザーに人気のあるコンテンツを特定でき、製品部はユーザーがどのようにサイト内を回遊しているかの他、コンテンツのレイアウトや読了率、ページネーションなどのパフォーマンスを知ることができるようになりました。

そしてPianoの高度なセグメント機能により、より質の高いパーソナライゼーションを実現しました。「特定のコンテンツを15秒以上閲覧した確率」と、「閲覧時間」によるセグメント分けをすることで、サイトのエンゲージメント向上のためにそれぞれの指標を分析できるようになりました。この二つの指標は相反する場合が多々ありますが、この不一致こそが改善の機会を見極める判断材料となります。

Pianoのダッシュボードは施策の成果をリアルタイムで知ることができます。データの特定と共有が迅速にできるようにデザインされているため、アナリストやジャーナリストがインサイトを得たり、組織全体への迅速に共有ができるので、コンテンツの継続的な最適化や、リアルタイムでの更新に役立っています。

BBCの新たなコンテンツ表示形式は、スポーツページのユーザー数と滞在時間を2倍に増やしました。2022年9月のサッカーシーズン開幕時以来、前シーズンに比べて週平均ユニークユーザーが28%増加し、1回の訪問あたりの平均滞在時間は106%増加しています。

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サブスクリプションビジネス成功事例集:データドリブン型アプローチ法 https://www.piano.io/ja/resources/collective-wisdom-building-a-subscription-program-ja/ Fri, 19 May 2023 06:30:34 +0000 https://piano.io/ja/?p=14333 Pianoは、パブリッシャーが抱えるビジネス上の改善点を特定した上で、サブスクリプションプログラムを一から構築するために必要なツールやリソースを提供します。

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昨今、競争がますます激化しているメディア市場ですが、パブリッシャーが成功するには、顧客を中心とした強固な戦略構築が必要です。従来のアプローチ法も効果的ではありますが、持続可能で長期的な成長モデルの構築には、既成概念にとらわれないダイナミックなアプローチが必要です。

持続的な成長を求めて多くのパブリッシャーが、業界をリードするデータ分析や最適化するための基盤としてPianoを活用しています。Pianoはそのような企業のビジネスの改善点を洗い出し、成功するサブスクリプションサービスを一から構築するために必要なツールやリソースの提供をしております。

本コンテンツでは、データドリブン型アプローチを採用した、サブスクビジネス成功事例をいくつかご紹介させていただきます。

デジタルファーストに生まれ変わったレガシーなプリントメディア企業

課題:
週刊誌を起源とする100年以上の歴史を持つメディア企業が、2007年にウェブメディアへの参入を開始しました。2020年には、発刊頻度を週刊から月刊に戻し、デジタルファースト(時にはデジタルオンリー)の視点でコンテンツに取り組むなど、デジタルビジネスへのアプローチを再構築した後、会員登録ウォールやデジタル寄付からの収益拡大を図るため、Pianoのソリューションに着目しました。

企業はまずサイトユーザーに会員登録を促し、デイリーニュースレターやメールを配信することで寄付金を増加させました。わずか8カ月で4万件の新規会員登録があったものの、持続可能なビジネスモデルを構築するためには、寄付の依頼だけでは不十分でした。

また、有料購読プログラムの立ち上げにはリスクが伴います。ペイウォールの実装でトラフィックが減少したり、既存の寄付の流れが停滞してしまうことはないか?ユーザーはニッチなコンテンツに課金をするだろうか?それともコンテンツ消費をしなくなってしまうだろうか?などさまざまな懸念がありました。

解決策:
すべてのキャンペーン、特典、FAQの詳しい内容をまとめたサブスクリプション概要ページを立ち上げた後、会員登録ウォールやペイウォールのテンプレートをA/Bテストし、効果的なアプローチ方法を探りました。これらの施策が既存ユーザーをニュースレター登録へと導き、2ヶ月で5,000名を超える有料会員を獲得するという大きな成功を収めました。

パーソナライゼーション施策では、ユーザーのセグメンテーションやターゲティングの精度を高めるため、Pianoの機械学習アルゴリズムを活用しました。LtSスコア (Likelihood to Subscribe, 有料会員になる可能性を示す数値)に基づき、カスタマイズされたオファーやコンテンツレコメンデーション(おすすめ記事)を行い、ユーザーのサイト滞在時間をより伸ばすことができました。

キーポイント:ユーザー理解を深める

有料会員にコンバージョンする可能性の高いユーザーをターゲティングすることで、Pianoはこのパブリッシャーの安定的かつ持続可能なビジネスの成長を支援しました。1年足らずで、この雑誌の有料会員数は1万人に達しました。現在、この企業は、従来のプリント版購読者3万5000人に加え、10万人の会員登録ユーザーと1万3,000人のデジタル購読者を擁しています。また、懸念されていた寄付金額については、今までの最高額を記録しました。

2007年のウェブメディア開始依頼実行していた、プレミアムコンテンツとコンテンツレコメンデーションの提供は、いずれも強力な成功指標となっています。会員登録や有料会員のコンバージョン率が着実に向上しているだけでなく、リテンション率もプリント版と同等の高い数値に到達しています。

歴史ある新聞社がユーザー体験のパーソナライゼーションを開始

課題:
米国で最も歴史ある新聞社の一つであるこの企業は、一流の報道が必ずしも持続可能なサブスクリプションプログラムにつながるとは限らないことを知っていました。そんな中、複数の競合他社が彼らの質の高いコンテンツを模倣し、利益を得ているという事実が判明したのです。これを阻止し、ロイヤルユーザーを増やすためには、他社には真似のできない唯一無二のユーザー体験を構築する必要があると考えました。


解決策:
解決策は意外にもシンプルで、「ユーザー体験をキュレートする」というものでした。Pianoの機械学習ツールを活用し、既読、もしくはクリック済みのコンテンツを非表示にする他、関連性の高いコンテンツレコメンデーションの提供を行いました。このアプローチでモバイルアプリのエクスペリエンスも大きく変化しました。キュレートしたニュースに対して、パーソナライズされたユーザーフィードを自動的に実行する 「重複排除」 と呼ばれるプロセスによって、この企業はユーザーに常に新しく、そして関連性の高いコンテンツ提供が可能となりました。

しかし、長期的なビジネスモデルを構築するためには、さらなる努力が必要でした。同社はPianoを活用し、訪問頻度を基準にしたトラッキングとユーザーのセグメント化を行いました。これはエンゲージメント、会員登録、サブスクリプションのそれぞれの将来的なキャンペーンを構築するための予測因子となりました。また、閲覧数が多い記事を以前より注意深くモニタリングしたところ、予想通りではありますが、ユーザーは自分に最も影響のあるコンテンツを閲覧する傾向が強くなることがわかりました。例えば、旅行に関する記事の閲覧数が飛び抜けて高かったことは、以前では考えられないことでしたが、モニタリングしたことで、交通やインフラに関する記事も「旅行」のカテゴリーとしてカウントしていることがわかりました。

キーポイント:ユーザーのコンテンツ消費の傾向を知る

上記の取り組みが功を奏し、ユーザーは自分のニーズや興味関心に沿った質の高いコンテンツであれば、抵抗なく課金をするということが証明されました。この企業では、デジタルの購読者数が前年比で40%増加し、今ではユーザー数全体の35%を占めるに至っています。

無料トライアルを利用して、コミュニティとつながる法律専門誌

課題:
元米国弁護士を編集長とするこの専門誌は、法律というフィルタを通して今日の政治やニュースを考察しています。広告なしの環境でボーナスコンテンツ、ポッドキャスト、深掘りした内容のメールなどのプレミアムコンテンツを提供することで、ユーザーのエンゲージメントの収益化を図っていました。

ユーザー同士の結びつきが固く、エンゲージメントの高いコミュニティを形成していたものの、速いペースで進むニュースサイクルと、ユーザーの関心の予測が困難なことから、企業はコンテンツ収益化の機会を逃さないために、迅速に行動しなければならないと考えていました。

解決策:
piano composer、id、vxを、WordPressをベースとしたプラットフォームに連携し、新しい会員限定コンテンツを開始しました。そしてユーザーに有料コンテンツの14日間無料トライアルを提供し、興味のあるユーザーには認証情報やデジタルウォレットを作成できるようにしました。

キーポイント:注目すべきは自社の強みである

自社の有料サービスのコアとなるものとは何でしょう?この企業の場合はまさに、無料トライアルプログラムで重視した、「コミュニティ」と「エンゲージメント」です。最初の90日間で、15,000人以上の有料ユーザーが無料トライアルに登録し、14日間のトライアル期間が終了した時点で、無料トライアルユーザーの88%が有料会員に移行しています。

どのような状況下であってもパブリッシャーを成功へと導くご支援を提供

全てのパブリッシャーが独自の課題を抱えています。

ウェブサイトのユーザーエクスペリエンスに改善点がある、時代遅れのユーザーアプローチ法を採用している、など企業ごとの課題はあるとしても、適切な戦略を実行することで、これらの課題に取り組み、長期的な利益を得ることが可能になります。Pianoの革新的なアルゴリズムとデータツールの活用で、ユーザーとのつながりがより強固になり、ビジネスを持続可能な成長に導きます。

デジタルビジネスの最適化と収益向上戦略の詳細にご興味がございましたら、こちらからデモのリクエストをお願いいたします。貴社のユーザーデータを活用する最適な方法をご紹介させていただきます。

Pianoは企業のデジタルビジネスにおいて、顧客行動を理解し、次のアクションへと促す知見やロジックを提供しております。顧客データの統合、行動指標の分析、パーソナライズされたカスタマージャーニーの構築により、キャンペーンや製品の迅速なローンチ、顧客エンゲージメントの強化、単一のプラットフォームで大規模なパーソナライゼーションを実施できるようご支援をしております。

 

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会員登録・有料購読促進事例:dmgMedia社によるプロペンシティモデルの活用 https://www.piano.io/ja/resources/how-dmgmedia-used-propensity-modeling-to-fuel-registration-and-subscription-ja/ Tue, 17 Jan 2023 04:58:32 +0000 https://piano.io/ja/?p=13866 イギリスのメディア企業であるdmg Media社のグループ企業で「i」の通称で知られるinews.co.ukは、2016年に独立し、2年間で記録的な成長を遂げた後、イギリスで最も信頼されるデジタルニュースサイトに選ばれました。 「i」は、この成長を活かし、さらなるサービスの充実を図るため、適切なデータを収集してユーザー理解を深め、会員登録と有料購読の戦略を立案しましたが、この新しい戦略を成功させるためには、デジタル部門はユーザーの特徴、サイト内での行動、サイト滞在時間、再訪のタイミングなどに関して理解する必要がありました。 そこで、Piano製品であるComposerと連携し、リアルタイムデータに基づいて、ユーザーがどこで会員登録するかをピンポイントで特定しました。これによって、ロイヤルユーザーがどのようなコンテンツに個人データを提供するかを理解することができ、編集部門はユーザーのエンゲージメントを促進するコンテンツ制作に注力することができるようになりました。 また、Composerのプロペンシティモデリングの活用で、ロイヤルユーザーを見つけ出し、カスタマージャーニーの早期の段階で会員登録へと促しました。ロイヤルユーザーをターゲティングすることで、コンバージョン率と有料会員が増加しました。 詳細は以下よりdmgMedia社の事例記事をご覧ください。 今すぐ読む

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イギリスのメディア企業であるdmg Media社のグループ企業で「i」の通称で知られるinews.co.ukは、2016年に独立し、2年間で記録的な成長を遂げた後、イギリスで最も信頼されるデジタルニュースサイトに選ばれました。

「i」は、この成長を活かし、さらなるサービスの充実を図るため、適切なデータを収集してユーザー理解を深め、会員登録と有料購読の戦略を立案しましたが、この新しい戦略を成功させるためには、デジタル部門はユーザーの特徴、サイト内での行動、サイト滞在時間、再訪のタイミングなどに関して理解する必要がありました。

そこで、Piano製品であるComposerと連携し、リアルタイムデータに基づいて、ユーザーがどこで会員登録するかをピンポイントで特定しました。これによって、ロイヤルユーザーがどのようなコンテンツに個人データを提供するかを理解することができ、編集部門はユーザーのエンゲージメントを促進するコンテンツ制作に注力することができるようになりました。

また、Composerのプロペンシティモデリングの活用で、ロイヤルユーザーを見つけ出し、カスタマージャーニーの早期の段階で会員登録へと促しました。ロイヤルユーザーをターゲティングすることで、コンバージョン率と有料会員が増加しました。

詳細は以下よりdmgMedia社の事例記事をご覧ください。

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インド最大のテック系メディア、Inc42社が新規会員数を100%増加させた方法とは? https://www.piano.io/ja/resources/how-inc42-tested-to-500-new-memberships-per-month-ja/ Thu, 06 Oct 2022 05:37:13 +0000 https://piano.io/ja/?p=13615 インド最大のテック系メディア・情報サイトである『Inc42』は、コアなユーザーを多く抱えているため、深く掘り下げたコンテンツへの需要が高く、これらの需要を活かし、エンゲージメントの高いユーザーに提供する新しいサービスを始めたいと考えていました。これにより顧客LTVと収益を向上させることができると見込んだためです。 PianoのA/Bテストを活用し、コンテンツやユーザーエクスペリエンスの好みを把握と、複数のテストを繰り返すことで、コンバージョンとリテンションのファネルを最適化しました。 その結果、Inc42は以下を達成しました: 月間平均売上高が100%増加 定着率が43%増加 インドの他のビジネス情報誌と比較し、定期購読料が200%アップ ベストプラクティスの詳細は下記よりご覧いただけます。 ベストプラクティスを見る

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インド最大のテック系メディア・情報サイトである『Inc42』は、コアなユーザーを多く抱えているため、深く掘り下げたコンテンツへの需要が高く、これらの需要を活かし、エンゲージメントの高いユーザーに提供する新しいサービスを始めたいと考えていました。これにより顧客LTVと収益を向上させることができると見込んだためです。

PianoのA/Bテストを活用し、コンテンツやユーザーエクスペリエンスの好みを把握と、複数のテストを繰り返すことで、コンバージョンとリテンションのファネルを最適化しました。

その結果、Inc42は以下を達成しました:

  • 月間平均売上高が100%増加
  • 定着率が43%増加
  • インドの他のビジネス情報誌と比較し、定期購読料が200%アップ

ベストプラクティスの詳細は下記よりご覧いただけます。

ベストプラクティスを見る

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アメリカ・メディアがたった9ヶ月で0から1万人に有料会員を増加させた方法とは? https://www.piano.io/ja/resources/america-media-from-0-to-10k-subscribers-in-9-months-ja/ Thu, 12 May 2022 06:29:21 +0000 https://piano.io/ja/?p=12085 1909年に創刊された『アメリカ』は、キリスト教・イエズス会が後援しているオピニオン誌です。主に政治、文化、バチカンに関するニュース、スピリチュアリティなどを取り上げ、米国団体 の『アメリカ・メディア』より全米の読者を対象に出版されています。 本誌は2000年にデジタルコンテンツを開始し、2007年にはプリント誌に掲載されていないウェブサイト限定コンテンツのサービスを開始しました。2015年、デジタル運用に大規模な投資を行い、2020年にデジタル版の会員登録と寄付を促進するソリューションを求めてPianoに来社しました。   課題 2020年に登録ウォールを設置した初期戦略を開始し、読者にデジタル版の会員登録を促しました。この戦略の目標は、日々のニュースレターやEメールでのコミュニケーションを通して会員に寄付を募ることでした。 わずか8ヶ月で新たに4万件以上の電子メールの登録があり、登録ウォールは成功と言えるものでしたが、寄付金募集については、収集金額は劇的に改善されたものの、成長中のメディアビジネスモデルを維持するにはまだ不十分な額でした。 収益目標を達成するためには有料サブスクリプションモデルへと移行する必要があると同時に、3つの核となる問題を解決する必要がありました。 人は宗教的なメディアに課金をするのか? コンテンツを有料化することで、トラフィックにどのような影響があるのか? 定期的に受け取る寄付金額が下がらないか? 解決策 まず、利用可能なすべてのキャンペーン、特典、FAQをまとめたサブスクリプション・ランディングページを立ち上げ、次にA/Bテストを実施し、登録ウォールとペイウォールテンプレートを最適化しました。ニュースレター登録で集めた多くの読者によって、最初のローンチは大成功を収め、最初の2ヶ月で5,000人以上の有料会員を獲得しました。 次に、Pianoの機械学習アルゴリズムを実装し、LtS(Likelihood to Subscribe)スコアに基づいてユーザーをセグメント化することで動的なオファーのターゲティングを可能にしました。購買意欲の最も高いユーザー層をターゲティングした結果、サブスクリプションサービスの最初の1年間は安定した成長を維持することができました。 その後もパーソナライゼーション施策を取り入れ、ウェブサイトの滞在時間を長くするために、ユーザーの興味関心に合わせたおすすめ記事を表示したり、解約したユーザーを対象とした、ブラックフライデーやサイバーマンデーの割引サービスなど、特定のユーザーセグメントにスペシャルオファーを提供しました。   結果 第一週目にはすでに2000人の有料購読者を獲得し、わずか9ヶ月で年間目標である1万人を達成したのです。さらに、記録的な寄付金額を集めることに成功し、寄付金が減るのではないかという懸念は払拭されました。 『アメリカ』は現在、10万人以上の会員ユーザーと12,000人のデジタル版有料購読ユーザーに加え、紙媒体の定期購読者35,000人 (うち1万人はデジタル版へのアクセス権を有しています)を保持しています。 America MediaはPianoの支援により、優れたユーザーエクスペリエンス提供の実現と同時に、社会を支える為のサブスクリプション収益や寄付金募集の促進に成功しました。

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1909年に創刊された『アメリカ』は、キリスト教・イエズス会が後援しているオピニオン誌です。主に政治、文化、バチカンに関するニュース、スピリチュアリティなどを取り上げ、米国団体 の『アメリカ・メディア』より全米の読者を対象に出版されています。

本誌は2000年にデジタルコンテンツを開始し、2007年にはプリント誌に掲載されていないウェブサイト限定コンテンツのサービスを開始しました。2015年、デジタル運用に大規模な投資を行い、2020年にデジタル版の会員登録と寄付を促進するソリューションを求めてPianoに来社しました。

 

課題

2020年に登録ウォールを設置した初期戦略を開始し、読者にデジタル版の会員登録を促しました。この戦略の目標は、日々のニュースレターやEメールでのコミュニケーションを通して会員に寄付を募ることでした。

わずか8ヶ月で新たに4万件以上の電子メールの登録があり、登録ウォールは成功と言えるものでしたが、寄付金募集については、収集金額は劇的に改善されたものの、成長中のメディアビジネスモデルを維持するにはまだ不十分な額でした。

収益目標を達成するためには有料サブスクリプションモデルへと移行する必要があると同時に、3つの核となる問題を解決する必要がありました。

  • 人は宗教的なメディアに課金をするのか?
  • コンテンツを有料化することで、トラフィックにどのような影響があるのか?
  • 定期的に受け取る寄付金額が下がらないか?

解決策

まず、利用可能なすべてのキャンペーン、特典、FAQをまとめたサブスクリプション・ランディングページを立ち上げ、次にA/Bテストを実施し、登録ウォールとペイウォールテンプレートを最適化しました。ニュースレター登録で集めた多くの読者によって、最初のローンチは大成功を収め、最初の2ヶ月で5,000人以上の有料会員を獲得しました。

次に、Pianoの機械学習アルゴリズムを実装し、LtS(Likelihood to Subscribe)スコアに基づいてユーザーをセグメント化することで動的なオファーのターゲティングを可能にしました。購買意欲の最も高いユーザー層をターゲティングした結果、サブスクリプションサービスの最初の1年間は安定した成長を維持することができました。

その後もパーソナライゼーション施策を取り入れ、ウェブサイトの滞在時間を長くするために、ユーザーの興味関心に合わせたおすすめ記事を表示したり、解約したユーザーを対象とした、ブラックフライデーやサイバーマンデーの割引サービスなど、特定のユーザーセグメントにスペシャルオファーを提供しました。

 

結果

第一週目にはすでに2000人の有料購読者を獲得し、わずか9ヶ月で年間目標である1万人を達成したのです。さらに、記録的な寄付金額を集めることに成功し、寄付金が減るのではないかという懸念は払拭されました。

『アメリカ』は現在、10万人以上の会員ユーザーと12,000人のデジタル版有料購読ユーザーに加え、紙媒体の定期購読者35,000人 (うち1万人はデジタル版へのアクセス権を有しています)を保持しています。

America MediaはPianoの支援により、優れたユーザーエクスペリエンス提供の実現と同時に、社会を支える為のサブスクリプション収益や寄付金募集の促進に成功しました。

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株式会社メディアジーン、カスタマージャーニーの構築とユーザ層ごとにステップアップさせるための効果的なサイト内施策の実施 https://www.piano.io/ja/resources/mediagene-builds-customer-journeys-and-implements-effective-onsite-ja/ Wed, 08 Sep 2021 19:35:00 +0000 https://piano.io/ja/?p=12131     〜DIGIDAY ライトプラン会員数が2.18倍に〜   ビジネスゴール サブスクリプション登録数の向上 解約率の削減 LTV(Life Time Value: 顧客生涯価値)の最大化 カスタマージャーニーの構築し、施策による効果の最適化 課題 株式会社メディアジーンは、『Business Insider Japan』や『GIZMODO』、『ROOMIE』、『DIGIDAY[日本版]』などのメディアブランドを運営するオンラインパブリッシャーです。さまざまな「ターゲット・メディア」を通じて、日々読者に情報を発信しています。2014年からPIANOプラットフォームを利用していますが、当初はタイアップ記事や純広告への誘導、サイト内レコメンド、トラフィック分析を中心に利用していました。メディアジーンでは『Business Insider Japan』と『DIGIDAY[日本版]』の2つのサイトでサブスクリプションサービスを展開していますが、サブスクリプションの獲得数が少ないことと、解約率が非常に高いという課題がありました。これらの課題を早急に解決するためにPIANOを利用し、カスタマージャーニーの構築とそれぞれの層に合った施策を実施し始めました。   導入における成果 まず初めに、サイト内のユーザ層の特徴を掴むための分析を行い、各層のボリュームを把握しながらカスタマージャーニーを構築しました。各層のユーザーをセグメント化することで、ターゲティング条件としてバナーの配信やパーソナライゼーション、メッセージング、オファー表示などを行いました。各層に合わせたアプローチを行った結果、『DIGIDAY[日本版]』におけるライトプラン会員数が2.18倍に向上しました。もちろんエンゲージメントの高い層にも今までとは異なる体験をさせたため、ライトプランの解約率も10.13%→6.83%まで引き下げることができました。   お客様の声 PIANOプラットフォームを導入してからは、施策の実施スピードが確実に改善されたという実感があります。これまでは施策の検討から実施までの間に、開発チームやデザイナーとのやり取りが発生していましたが、タグさえ埋め込んでしまえば残りの作業は全てPIANOの管理画面上で完結しているため、その部分の稼働が削減でき、非常にスムーズに施策の検討・実施が進められております。また、管理画面を触る上で不明点やエラーが発生した際はサポートチームに連絡が可能で、ほぼ当日中にご対応いただけるため安心して利用しております。 株式会社メディアジーン 執行役員グロースマーケティング部門 部門長 手島 湖太郎 様   メイン施策とその効果 ダイナミックペイウォール、リッチフォーマットオファー・クーポン表示、パーソナライゼーションなど、効果的と考えられる施策を全て実施   導入決定のポイント 2014年からPIANOの製品を導入していますが、同プラットフォーム内で作成したセグメントがシームレスに連携できたり、施策の結果やABテスト進捗を別ツールで深堀り分析できるなどシナジーがあるため、PIANOのサイト上での施策実施ツールの追加導入を決定しました。弊社課題に対して、カスタマージャーニーの各層毎にレコメンドの表示対象記事やロジックを調整できることや、PIANOの管理画面上の作業だけで施策の実施やチューニングを完結できるところ、またカスタマイズ領域が広いため、細かい課題に合わせてモジュールを柔軟に調整出来る部分が非常に使いやすいポイントであると感じています。   施策のポイント ダイナミックペイウォールの導入 ユーザーの行動や属性によって鍵が閉じたり開いたりする「中間記事」を設け、初訪(1ページ目)のユーザーには鍵を開けることで回遊とエンゲージメントを高め、2ページ目以降のユーザーには鍵を閉じることでサブスクリプションへの後押しを行いました。サブスクリプションの可能性が低いユーザー層に対して鍵を開けることで広告のインプレッションはきちんと消化できるため、単に高エンゲージユーザーへのサブスクリプションの後押しを行うだけでなく、広告の収益を落とさず獲得できる点もポイントになっています。 モーダルによるサブスクオファー表示 ポップアップと同様、ユーザーのセグメントごとにモーダルを用いて直接的な訴求、誘導を行いました。主な用途はクーポンキャンペーンの訴求で、限定のユーザーにのみクーポンの配信をモーダルのリッチフォーマットで行いました。 ポップアップによる誘導 ポップアップモジュールを作成し、ユーザーのセグメントごとにサブスクリプション登録への直接的な訴求や誘導を行いました。例えば非会員に対してのみサービス 記事下回遊枠のパーソナライゼーション カスタマージャーニー毎に表示させる記事の種類を変更しました。例えば月2セッション以上訪問しているユーザーには有料記事+無料記事を混ぜて表示、サービスLPに訪問しているユーザーには有料記事のみを表示するなど、各層毎にいくつかテストを行いながら最適な記事種別とロジックを採用しました。   DIGIDAY ライトプランに関する成果 会員数:2.18倍解約率:10.13%→6.83% 今後の展望 サイト上でレコメンドやバナー配信機能などを行うことで、記事からコンバージョンに繋げるサイト上の仕組みは改善できました。今後はさらなる獲得強化のためにより離脱が少なくなるようなコンバージョン導線の改修や、獲得母数となる新規流入増加に注力する予定です。しかしサイト上だけの施策ではある程度上が見えてきたため、サブスクリプションプランの多様化やトライアル期間のチューニング、ダイナミックディスカウント等のサービス的な検討・実施も行っていきたいと考えています。

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〜DIGIDAY ライトプラン会員数が2.18倍に〜

 


ビジネスゴール

  • サブスクリプション登録数の向上
  • 解約率の削減
  • LTV(Life Time Value: 顧客生涯価値)の最大化
  • カスタマージャーニーの構築し、施策による効果の最適化

課題

株式会社メディアジーンは、『Business Insider Japan』や『GIZMODO』、『ROOMIE』、『DIGIDAY[日本版]』などのメディアブランドを運営するオンラインパブリッシャーです。さまざまな「ターゲット・メディア」を通じて、日々読者に情報を発信しています。
2014年からPIANOプラットフォームを利用していますが、当初はタイアップ記事や純広告への誘導、サイト内レコメンド、トラフィック分析を中心に利用していました。
メディアジーンでは『Business Insider Japan』と『DIGIDAY[日本版]』の2つのサイトでサブスクリプションサービスを展開していますが、サブスクリプションの獲得数が少ないことと、解約率が非常に高いという課題がありました。これらの課題を早急に解決するためにPIANOを利用し、カスタマージャーニーの構築とそれぞれの層に合った施策を実施し始めました。

 


導入における成果

まず初めに、サイト内のユーザ層の特徴を掴むための分析を行い、各層のボリュームを把握しながらカスタマージャーニーを構築しました。各層のユーザーをセグメント化することで、ターゲティング条件としてバナーの配信やパーソナライゼーション、メッセージング、オファー表示などを行いました。各層に合わせたアプローチを行った結果、『DIGIDAY[日本版]』におけるライトプラン会員数が2.18倍に向上しました。もちろんエンゲージメントの高い層にも今までとは異なる体験をさせたため、ライトプランの解約率も10.13%→6.83%まで引き下げることができました。

 


お客様の声

PIANOプラットフォームを導入してからは、施策の実施スピードが確実に改善されたという実感があります。これまでは施策の検討から実施までの間に、開発チームやデザイナーとのやり取りが発生していましたが、タグさえ埋め込んでしまえば残りの作業は全てPIANOの管理画面上で完結しているため、その部分の稼働が削減でき、非常にスムーズに施策の検討・実施が進められております。また、管理画面を触る上で不明点やエラーが発生した際はサポートチームに連絡が可能で、ほぼ当日中にご対応いただけるため安心して利用しております。

株式会社メディアジーン 執行役員グロースマーケティング部門 部門長 手島 湖太郎 様

 


メイン施策とその効果

ダイナミックペイウォール、リッチフォーマットオファー・クーポン表示、パーソナライゼーションなど、効果的と考えられる施策を全て実施

 


導入決定のポイント

2014年からPIANOの製品を導入していますが、同プラットフォーム内で作成したセグメントがシームレスに連携できたり、施策の結果やABテスト進捗を別ツールで深堀り分析できるなどシナジーがあるため、PIANOのサイト上での施策実施ツールの追加導入を決定しました。弊社課題に対して、カスタマージャーニーの各層毎にレコメンドの表示対象記事やロジックを調整できることや、PIANOの管理画面上の作業だけで施策の実施やチューニングを完結できるところ、またカスタマイズ領域が広いため、細かい課題に合わせてモジュールを柔軟に調整出来る部分が非常に使いやすいポイントであると感じています。

 


施策のポイント

  • ダイナミックペイウォールの導入

ユーザーの行動や属性によって鍵が閉じたり開いたりする「中間記事」を設け、初訪(1ページ目)のユーザーには鍵を開けることで回遊とエンゲージメントを高め、2ページ目以降のユーザーには鍵を閉じることでサブスクリプションへの後押しを行いました。サブスクリプションの可能性が低いユーザー層に対して鍵を開けることで広告のインプレッションはきちんと消化できるため、単に高エンゲージユーザーへのサブスクリプションの後押しを行うだけでなく、広告の収益を落とさず獲得できる点もポイントになっています。

  • モーダルによるサブスクオファー表示

ポップアップと同様、ユーザーのセグメントごとにモーダルを用いて直接的な訴求、誘導を行いました。主な用途はクーポンキャンペーンの訴求で、限定のユーザーにのみクーポンの配信をモーダルのリッチフォーマットで行いました。

  • ポップアップによる誘導

ポップアップモジュールを作成し、ユーザーのセグメントごとにサブスクリプション登録への直接的な訴求や誘導を行いました。例えば非会員に対してのみサービス

  • 記事下回遊枠のパーソナライゼーション

カスタマージャーニー毎に表示させる記事の種類を変更しました。例えば月2セッション以上訪問しているユーザーには有料記事+無料記事を混ぜて表示、サービスLPに訪問しているユーザーには有料記事のみを表示するなど、各層毎にいくつかテストを行いながら最適な記事種別とロジックを採用しました。

 


DIGIDAY ライトプランに関する成果

会員数:2.18倍
解約率:10.13%→6.83%


今後の展望

サイト上でレコメンドやバナー配信機能などを行うことで、記事からコンバージョンに繋げるサイト上の仕組みは改善できました。今後はさらなる獲得強化のためにより離脱が少なくなるようなコンバージョン導線の改修や、獲得母数となる新規流入増加に注力する予定です。しかしサイト上だけの施策ではある程度上が見えてきたため、サブスクリプションプランの多様化やトライアル期間のチューニング、ダイナミックディスカウント等のサービス的な検討・実施も行っていきたいと考えています。

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集英社、将来的なサブスクリプション化を見据えた会員システムの構築 https://www.piano.io/ja/resources/shueisha-to-build-membership-system-for-future-subscription-ja/ Thu, 19 Aug 2021 09:55:39 +0000 https://piano.io/ja/?p=12218     〜クッキーレスへの準備とユーザーエンゲージメントの向上をワンプラットフォームで管理〜   ビジネスゴール 会員登録数向上 優良会員の獲得とゼロパーティデータの収集 ゼロパーティデータのマネタイズ 会員・非会員を含むサイト全体のエンゲージメントを向上 サブスクリプションの立ち上げ 紙版+デジタル版の定期購読システムの立ち上げ 課題 集英社は、MEN’S NON-NOやUOMOなどの雑誌販売を行っており、その雑誌ごとにオンラインでもサイトを通じて読者の皆様との接点づくりを行っております。それらのサイト上で、読者から性別や好きなファッションブランド等のデモグラフィックデータを取得するために、2015年9月に会員登録システムをカスタム開発で導入しました。会員数も順調に増えて、当初取得はじめた会員データも蓄積できておりましたが、今後のクッキーレス時代に備えた基盤として活用していく上で、コンセント管理や会員項目の追加、その会員データを元にしたオーディエンス拡張などのシステム柔軟性に課題がとなりました。また、会員数をより速いスピードで増やしていくためのサイト上施策の実施・管理を含めたシステムカーバー範囲が課題となりました。 導入における想定成果 Pianoのソリューションを利用し、ユーザ登録フローをよりシンプルにすることで、より多くの読者をアノニマスユーザーから会員ユーザへとステップアップさせることができると考えています。また、会員ユーザの必要なデモグラフィックデータを必要なタイミングで収集する仕組みが構築できることが、今後のゼロパーティデータ戦略での大きなポイントなります。同時に、会員ユーザ向けの特典(サービス)の強化や、会員データをゼロパーティデータとして提供いただく際の特典の追加なども検討しています。こういった特典提供もPianoを活用し、サイト上で柔軟に提供していけるのも魅力の1つだと考えています。今後、会員化施策を最適化していきながら、より多くの読者を見える化し、ゼロパーティデータを利用したマネタイズ施策を進めていきます。 お客様の声 WEBUOMOではここ1年に渡りオリジナル記事の強化や、本誌転載記事のWEB最適化を進め、PV、 UUで前年比200%を超える伸び率を達成してきましたが、 今後はやみくもにPVやUUを追い求めるのではなく、UOMOブランドと親和性の高いユーザーに、より質の高いコンテンツとサービスを提供する、次のフェーズを見据えています。今回のPiano IDの導入と、今後予定しているサブスクリプション施策が、WEBUOMOの新しい成長基盤として欠かせないものになると考えております。 株式会社集英社 集英社雑誌デジタル編集室 WEBUOMOプロデューサー 薬師神和彦氏  メイン施策とその効果 会員登録数を向上させるために様々な施策やサービス展開を検討 導入決定のポイント 会員管理を行うPiano ID、サイト上での施策管理を行うPiano Composer、メールやウェブプッシュ通知のパーソナライズを行うPiano ESPを2021年3月にweb UOMOへ導入することに決定しました。Pianoのプラットフォームを利用することでサブスクリプションの管理、エンゲージメントの向上、サイト上でのおもてなし、分析・効果検証など必要な施策すべてをワンプラットフォームで実現でき、スピーディーに施策をサイト内で展開できることが導入の大きな要因です。また、これまでもPianoのソリョーションは、メンズ媒体(web UOMO、MENS’S NON-NO、週プレNEWS、グラジャパ、Sportiva)にて、DMPやサイト上でのパーソナライズレコメンド、分析ツールとして利用しており、成果が出ていたことも大きな後押しになっています。 施策のポイント ゼロパーティデータ収集フォームの作成・収集 会員登録時やマイページからゼロパーティデータを入力させるような動線を作っていますが、頻繁に開くものではないためデータが集まりづらいことが課題でした。サイト上にインラインやポップアップでユーザー訪問時に簡易的に聞くことで効率的にユーザと紐付くデータを収集でき、またプレゼント応募時にもゼロパーティデータを収集することで、広告のターゲティングなどへ活用可能なデータをを集められます。 会員登録を促進するためのメッセージ戦略 サイト訪問読者が、必ずしも会員登録のメリットを認識しているわけではないので、サイト訪問時に、会員特典に関するメッセージングを効率的に行うことで、ユーザへの認知度を向上していき、適切なタイミングで会員誘導を行うことで、会員獲得を効率化します。 メールマガジンのパーソナライゼーション ファッションサイトなので、ユーザーによって好きなファッションブランドやコンテンツが様々です。読者にあわせて、メールマガジンで配信する記事をパーソナライズし配信し、さらに、開封率を向上するために、配信時間帯も各ユーザにあわせて最適化を行うことで、メルマガ経由の流入数向上を狙っていきます。 WEBUOMO会員のメリット これまでも取り組んできた会員限定のプレゼントに加えて、本誌バックナンバーの公開、各種イベントやセミナーへの参加権、エクスクルーシブ性の高い会員限定アイテムの購入権など、記事コンテンツにとどまらない「サービス」を会員に提供することを目指しています。 今後の展望 サブスクリプションを始めるために、まずは優良会員の獲得と提供できる効果的なサービスの検証を行います。その中でサブスクリプションメニューとして展開できそうなコンテンツ種別・サービスをデータから導き出したり、適正な価格や料金メニューのヒントを顧客との直接的なコミュニケーションを通じて得られると良いと考えています。サブスクリプション管理ができるPiano VXは、柔軟な価格設定やサブスクリプションに必要な機能(ディスカウント、プロモーション、ギフト、企業アカウントなど)を備えているため、前向きに導入を検討しています。    

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〜クッキーレスへの準備とユーザーエンゲージメントの向上をワンプラットフォームで管理〜

 


ビジネスゴール

  • 会員登録数向上
  • 優良会員の獲得とゼロパーティデータの収集
  • ゼロパーティデータのマネタイズ
  • 会員・非会員を含むサイト全体のエンゲージメントを向上
  • サブスクリプションの立ち上げ
  • 紙版+デジタル版の定期購読システムの立ち上げ

課題

集英社は、MEN’S NON-NOやUOMOなどの雑誌販売を行っており、その雑誌ごとにオンラインでもサイトを通じて読者の皆様との接点づくりを行っております。それらのサイト上で、読者から性別や好きなファッションブランド等のデモグラフィックデータを取得するために、2015年9月に会員登録システムをカスタム開発で導入しました。
会員数も順調に増えて、当初取得はじめた会員データも蓄積できておりましたが、今後のクッキーレス時代に備えた基盤として活用していく上で、コンセント管理や会員項目の追加、その会員データを元にしたオーディエンス拡張などのシステム柔軟性に課題がとなりました。また、会員数をより速いスピードで増やしていくためのサイト上施策の実施・管理を含めたシステムカーバー範囲が課題となりました。


導入における想定成果

Pianoのソリューションを利用し、ユーザ登録フローをよりシンプルにすることで、より多くの読者をアノニマスユーザーから会員ユーザへとステップアップさせることができると考えています。また、会員ユーザの必要なデモグラフィックデータを必要なタイミングで収集する仕組みが構築できることが、今後のゼロパーティデータ戦略での大きなポイントなります。同時に、会員ユーザ向けの特典(サービス)の強化や、会員データをゼロパーティデータとして提供いただく際の特典の追加なども検討しています。こういった特典提供もPianoを活用し、サイト上で柔軟に提供していけるのも魅力の1つだと考えています。今後、会員化施策を最適化していきながら、より多くの読者を見える化し、ゼロパーティデータを利用したマネタイズ施策を進めていきます。


お客様の声

WEBUOMOではここ1年に渡りオリジナル記事の強化や、本誌転載記事のWEB最適化を進め、PV、 UUで前年比200%を超える伸び率を達成してきましたが、 今後はやみくもにPVやUUを追い求めるのではなく、UOMOブランドと親和性の高いユーザーに、より質の高いコンテンツとサービスを提供する、次のフェーズを見据えています。今回のPiano IDの導入と、今後予定しているサブスクリプション施策が、WEBUOMOの新しい成長基盤として欠かせないものになると考えております。

株式会社集英社 集英社雑誌デジタル編集室 WEBUOMOプロデューサー 薬師神和彦氏 


メイン施策とその効果

会員登録数を向上させるために様々な施策やサービス展開を検討


導入決定のポイント

会員管理を行うPiano ID、サイト上での施策管理を行うPiano Composer、メールやウェブプッシュ通知のパーソナライズを行うPiano ESPを2021年3月にweb UOMOへ導入することに決定しました。Pianoのプラットフォームを利用することでサブスクリプションの管理、エンゲージメントの向上、サイト上でのおもてなし、分析・効果検証など必要な施策すべてをワンプラットフォームで実現でき、スピーディーに施策をサイト内で展開できることが導入の大きな要因です。また、
これまでもPianoのソリョーションは、メンズ媒体(web UOMO、MENS’S NON-NO、週プレNEWS、グラジャパ、Sportiva)にて、DMPやサイト上でのパーソナライズレコメンド、分析ツールとして利用しており、成果が出ていたことも大きな後押しになっています。


施策のポイント

  • ゼロパーティデータ収集フォームの作成・収集

会員登録時やマイページからゼロパーティデータを入力させるような動線を作っていますが、頻繁に開くものではないためデータが集まりづらいことが課題でした。サイト上にインラインやポップアップでユーザー訪問時に簡易的に聞くことで効率的にユーザと紐付くデータを収集でき、またプレゼント応募時にもゼロパーティデータを収集することで、広告のターゲティングなどへ活用可能なデータをを集められます。

  • 会員登録を促進するためのメッセージ戦略

サイト訪問読者が、必ずしも会員登録のメリットを認識しているわけではないので、サイト訪問時に、会員特典に関するメッセージングを効率的に行うことで、ユーザへの認知度を向上していき、適切なタイミングで会員誘導を行うことで、会員獲得を効率化します。

  • メールマガジンのパーソナライゼーション

ファッションサイトなので、ユーザーによって好きなファッションブランドやコンテンツが様々です。読者にあわせて、メールマガジンで配信する記事をパーソナライズし配信し、さらに、開封率を向上するために、配信時間帯も各ユーザにあわせて最適化を行うことで、メルマガ経由の流入数向上を狙っていきます。


WEBUOMO会員のメリット

これまでも取り組んできた会員限定のプレゼントに加えて、本誌バックナンバーの公開、各種イベントやセミナーへの参加権、エクスクルーシブ性の高い会員限定アイテムの購入権など、記事コンテンツにとどまらない「サービス」を会員に提供することを目指しています。


今後の展望

サブスクリプションを始めるために、まずは優良会員の獲得と提供できる効果的なサービスの検証を行います。その中でサブスクリプションメニューとして展開できそうなコンテンツ種別・サービスをデータから導き出したり、適正な価格や料金メニューのヒントを顧客との直接的なコミュニケーションを通じて得られると良いと考えています。
サブスクリプション管理ができるPiano VXは、柔軟な価格設定やサブスクリプションに必要な機能(ディスカウント、プロモーション、ギフト、企業アカウントなど)を備えているため、前向きに導入を検討しています。

 

 

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フィナンシャル・タイムズが支援するニュースサイト「Sifted」がPIANOを採用し、ペイウォールをローンチ https://www.piano.io/ja/resources/financial-times-backed-news-site-sifted-launches-paywall-with-piano-ja/ Thu, 19 Aug 2021 07:18:28 +0000 https://piano.io/ja/?p=12098 PIANOのクライアントのフィナンシャルタイムズ(日本経済新聞傘下の英国救済紙、以下FT)が支援する、欧州のスタートアップ ビジネスニュースサイト「Sifted」が、発足から2年になる現在、読者とのより強固な関係性構築と、安定した収益獲得に向けペイウォールをローンチし、有料化に踏み切りました。 Siftedは2019年1月末、欧州各地の起業家や投資家の中から、特にFT読者ではない若いビジネスパーソンをターゲットにローンチしました。読者の約半数が34歳以下であり、FT読者の平均年齢を下回ります。 共同設立者であり、FTイノベーションズの編集者でもある、Sifted編集長のJohn Thornhill氏は、Press Gazette誌に次のようにコメントしています。「当初の目的は、この世界で可能な限り多くのオーディエンスを獲得することでしたが、それは信じられないほど成功し、素晴らしいフィードバックをいただいています。現在では、ヨーロッパのスタートアップコミュニティの起業家と投資家にとって、必読の書となっていると自負しております。編集部としても非常に満足のいく結果です。」 Webサイトには67,000名のニュースレター配信登録があり、今後はその登録者との関係を深めたいと考えています。2020年のユニークビジター数は約5 百万でした。 Siftedの最大株主はフィナンシャル・タイムズ社ですが、タクシーアプリ「Hailo」の共同創業者であるCaspar Woolley氏がCEO兼共同創業者として率いるチームが独立して運営しています。 Siftedは、FTから25%の出資を受けると共に、スタートアップ分野に関心のあるエンジェル投資家の支援を得て立ち上がりました。その後、広告・ニュースレターのスポンサー・特別レポート・ウェビナーなどで収益を上げています。 Thornhill氏はこう続けています。「私たちは、従来のメディア収益モデルにより、非常に優れた商業収入を得てきましたが、FTが何年も前に結論付けているように、これらは非常に不安定な収入源であるため、できることならば、サブスクリプションサービスへ移行すべきなのです。収益が予測可能かつ安定化するだけでなく、読者との関係性も強固になるという点から、Siftedでもサブスクリプションモデルを確立すべく動いていました。」 Siftedは、パブリッシャーのデジタルビジネス構築を実現するPIANOや、サブスクリプションビジネス基盤を構築をサポートするFT戦略チームの協力を得て、現在に至ります。 同サイトでは現在、月額19ポンド(約2900円)、年額149ポンド(約23000円)、プレミアム会員年間費が449ポンド(約70000円)のメンバーシップを提供しており、プレミアム会員の特典には、近日リリース予定のSifted Proへのアクセスが可能となります。Sifted Proとは、スタートアップビジネスの市場データ・インサイト・分析をオンデマンドで提供するサービスです。 Siftedのすべてのコンテンツが有料化されるわけではなく、今後も日々無料コンテンツが公開される他、すべてのニュースレターは無料のままとなります。 「会員限定コンテンツや、より掘り下げたルポ、メンバー限定のイベントが予定されています。これは音声アプリClubhouseを使用した、オーディエンスとの双方向のコミュニケーションが可能になるものになるかもしれません。」とThornhill氏は述べています。 Thornhill氏によると、ペイウォールのローンチ後2週間足らずで、すでに数百人の会員登録者を獲得しており、年末までには数千名の会員獲得を目指しているということです。 また、Thornhill氏は次のようにもコメントしています。「多くの読者たちが私たちを積極的にサポートしたいと考えているようです。彼らはSiftedのようなニュースサイトを待ち望んでいました。だから惜しみなく課金をするのです。私たちにとっては願ってもいないことです。サブスクリプションビジネスを構築し、安定した収益モデルが確立するまでは、通常多くの時間を費やす必要があることは承知していますが、ローンチ後の読者のリアクションは極めて順調で、とても満足のいく結果を出せています。」 FTの元マドリッド支局長でパリ特派員のMichael Stothard氏が率いるジャーナリストたちは、発足時の5名から、現在は11名に増えています。 そのうちの5名がロンドン、2名がパリを拠点にしている他、ストックホルム、バルセロナ、ブカレスト、ベルリンに各1名在籍しています。英国以外のヨーロッパ諸国に住むオーディエンスが全体の63%を占めています。 「EU離脱がどのように影響するかは、まだはっきりとはしていませんが、非常に興味深いテック企業の第2世代がヨーロッパ中に現れ、様々なテクノロジーがロンドンのトップの座を奪い合う現在は、このサイトにとって良い機会になるのではないでしょうか。」と最後にThornhill氏は述べています。 (原文記事はこちら)

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PIANOのクライアントのフィナンシャルタイムズ(日本経済新聞傘下の英国救済紙、以下FT)が支援する、欧州のスタートアップ ビジネスニュースサイト「Sifted」が、発足から2年になる現在、読者とのより強固な関係性構築と、安定した収益獲得に向けペイウォールをローンチし、有料化に踏み切りました。

Siftedは2019年1月末、欧州各地の起業家や投資家の中から、特にFT読者ではない若いビジネスパーソンをターゲットにローンチしました。読者の約半数が34歳以下であり、FT読者の平均年齢を下回ります。

共同設立者であり、FTイノベーションズの編集者でもある、Sifted編集長のJohn Thornhill氏は、Press Gazette誌に次のようにコメントしています。「当初の目的は、この世界で可能な限り多くのオーディエンスを獲得することでしたが、それは信じられないほど成功し、素晴らしいフィードバックをいただいています。現在では、ヨーロッパのスタートアップコミュニティの起業家と投資家にとって、必読の書となっていると自負しております。編集部としても非常に満足のいく結果です。」

Webサイトには67,000名のニュースレター配信登録があり、今後はその登録者との関係を深めたいと考えています。2020年のユニークビジター数は約5 百万でした。

Siftedの最大株主はフィナンシャル・タイムズ社ですが、タクシーアプリ「Hailo」の共同創業者であるCaspar Woolley氏がCEO兼共同創業者として率いるチームが独立して運営しています。

Siftedは、FTから25%の出資を受けると共に、スタートアップ分野に関心のあるエンジェル投資家の支援を得て立ち上がりました。その後、広告・ニュースレターのスポンサー・特別レポート・ウェビナーなどで収益を上げています。

Thornhill氏はこう続けています。「私たちは、従来のメディア収益モデルにより、非常に優れた商業収入を得てきましたが、FTが何年も前に結論付けているように、これらは非常に不安定な収入源であるため、できることならば、サブスクリプションサービスへ移行すべきなのです。収益が予測可能かつ安定化するだけでなく、読者との関係性も強固になるという点から、Siftedでもサブスクリプションモデルを確立すべく動いていました。」

Siftedは、パブリッシャーのデジタルビジネス構築を実現するPIANOや、サブスクリプションビジネス基盤を構築をサポートするFT戦略チームの協力を得て、現在に至ります。

同サイトでは現在、月額19ポンド(約2900円)、年額149ポンド(約23000円)、プレミアム会員年間費が449ポンド(約70000円)のメンバーシップを提供しており、プレミアム会員の特典には、近日リリース予定のSifted Proへのアクセスが可能となります。Sifted Proとは、スタートアップビジネスの市場データ・インサイト・分析をオンデマンドで提供するサービスです。

Siftedのすべてのコンテンツが有料化されるわけではなく、今後も日々無料コンテンツが公開される他、すべてのニュースレターは無料のままとなります。

「会員限定コンテンツや、より掘り下げたルポ、メンバー限定のイベントが予定されています。これは音声アプリClubhouseを使用した、オーディエンスとの双方向のコミュニケーションが可能になるものになるかもしれません。」とThornhill氏は述べています。

Thornhill氏によると、ペイウォールのローンチ後2週間足らずで、すでに数百人の会員登録者を獲得しており、年末までには数千名の会員獲得を目指しているということです。

また、Thornhill氏は次のようにもコメントしています。「多くの読者たちが私たちを積極的にサポートしたいと考えているようです。彼らはSiftedのようなニュースサイトを待ち望んでいました。だから惜しみなく課金をするのです。私たちにとっては願ってもいないことです。サブスクリプションビジネスを構築し、安定した収益モデルが確立するまでは、通常多くの時間を費やす必要があることは承知していますが、ローンチ後の読者のリアクションは極めて順調で、とても満足のいく結果を出せています。」

FTの元マドリッド支局長でパリ特派員のMichael Stothard氏が率いるジャーナリストたちは、発足時の5名から、現在は11名に増えています。

そのうちの5名がロンドン、2名がパリを拠点にしている他、ストックホルム、バルセロナ、ブカレスト、ベルリンに各1名在籍しています。英国以外のヨーロッパ諸国に住むオーディエンスが全体の63%を占めています。

「EU離脱がどのように影響するかは、まだはっきりとはしていませんが、非常に興味深いテック企業の第2世代がヨーロッパ中に現れ、様々なテクノロジーがロンドンのトップの座を奪い合う現在は、このサイトにとって良い機会になるのではないでしょうか。」と最後にThornhill氏は述べています。

(原文記事はこちら

The post フィナンシャル・タイムズが支援するニュースサイト「Sifted」がPIANOを採用し、ペイウォールをローンチ appeared first on Piano.

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